抑えきれない言葉とか。
外にでると、一晩中湿っていた肌はすっかり乾いた
ただの日常がそこにはあって、
君を呑み込むであろう騒音と人間たちが
まだら模様に道を汚していく
今朝、君が泣きながら現れたこと
その後ろに何があったのかは知らない
ただ、僕はまるで娼婦を癒やす娼婦のように
君の思うままに動いた
何年もここにいるのに
君はまだ怯えている
腰や脚にできた痣
いつまでも気怠く浮腫んだ顔
僕らは出会い方を間違えた、それだけのことだろう
暗がりが闇のように溜まる、狭いアパートの一室
白い猫が強請るから、あなたの手は缶詰めを運んだ
物音の少ない部屋で、デスクトップの光がぼうと照らして
東京はこんなにも明るいのか、と
つい見つめてしまう
シャワーの音がスキ
やせ細った猫を抱く
窓の隙間から、動き出した街の騒音が溢れ始めている
あなたの孤独をみた私
電話の声を聞いて
ここが現実だと分かり、安堵
夕方になれば働くから
私も世界へ戻るのだ